脚の痛み

ランナー膝(腸脛靭帯炎・鷲足炎)

ランナー膝とは?

ランナー膝の正式名称は腸脛靭帯炎といいます。腸脛靭帯とは骨盤の腸骨稜から大腿の外側を下行して脛骨の外側顆に着く長い靭帯を言います。ランナー膝という名前の通り、特にジョギングやマラソンをされている方で、膝の外側上方に痛みがある場合には、腸脛靭帯炎の可能性があります。初期の特徴的な症状は、ランニング後に痛みを感じ少し休憩すると痛みが軽減または消失します。これを放っておくと腸脛靭帯の炎症が強くなり膝の曲げ伸ばしをするのも辛くなります。
長距離を走るランナーに多く見られる膝の外側の痛みを言いますが、もちろんランナーでない方でもなります。膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が膝の外側とこすれて炎症を起こし、痛みが発生します。膝を捻ったり、ぶつけたりすることはなく自然発生的に痛みが出るのが特徴です。

膝の痛みでこのような悩みはありませんか?

  • 朝起きて歩き始めが痛い。
  • 階段の昇り降りが辛い。
  • 膝の外側が痛く歩くのにも痛みが出る。
  • O脚も気になる。
  • 走り始めが痛く、途中から痛みがなくなる。
  • ランニング後、しばらくすると歩くのにも膝が痛い。

ランナー膝の原因

ランナー膝で一番の原因として考えられるのが、走り過ぎによるオーバーユース(使い過ぎ)によるものが多いとされています。腸脛靭帯と大腿骨との摩擦がかかれば掛かるほど炎症は起きてしまうので、まずはランニング量の制限が必要になります。急にランニングを始めた、練習量が急に増えたなど、今までになかった負荷の掛かることで痛みが出やすくなります。
他に例をあげると環境によるオーバーユースでランニングの際、陸上トラックを走ることが多い場合など、ずっと左回りで走る場合、左の外側に負担が掛かります。
次にO脚で、足のくるぶしをつけた状態で立つ際にできる膝の内側の隙間がある足をO脚といいます。この膝の状態ですと、腸脛靭帯と大腿骨が擦れやすくなるため、炎症を起こしやすくなります。
その他、走り方の癖も考えられます。走っているフォームで極端に外側で体重を受け止める癖のある人は腸脛靭帯の炎症が起こりやすいと言われています。靴の踵の外側が減っている人は要注意です。
普段走らないランナー以外の人でもランナー膝になることもあります。日頃の姿勢や運動不足、急に運動を始めたなど原因は様々ですが膝に違和感をおぼえた場合はすぐにあい鍼灸整骨院へご来院ください!

ランナー膝の治療

あい鍼灸整骨院のランナー膝の施術方法は、「骨格」「骨盤」のバランスを調整することで膝にだけ負担の掛かっている状態を解消させます。腸脛靭帯だけに掛かっている負担を、分散出来れば炎症も比較的早く引いてくることも期待できます。膝関節を正しく滑らかに動かすため、正しい姿勢にするためにまずは骨盤を施術していきます。骨盤は身体の要で上半身、下半身ともに含む部位であるため、身体の中心であり土台です。その骨盤のバランスが崩れると正しい姿勢を保つことが出来ずに膝関節にも影響が出てきます。ですので、まず土台である骨盤から施術していきます。

骨盤のバランスが崩れる原因は生活習慣、膝打ち、交通事故等の衝撃、激しいスポーツなどで膝に過度な負担が掛かったりと様々ありますが、その結果正しく歩くことが出来なくなり、骨盤の動きが低下し機能が落ちる事です。しっかりと聞きとりを行い骨盤の歪みの原因を特定し、バランスを整え、骨盤の機能を回復させる骨盤施術を行い、膝の負担の軽減をはかります。骨盤、膝、足首の捻じれと足首の傾きの解消、そして、膝関節の正しい動きや滑らかさを取り戻すための運動療法、骨盤と膝関節を正しく動かし続けれる為の歩行指導を行い膝の負担を軽減し、正しく膝関節が動く様にしていく事で健康で元気な歩行を出来るように近付けることで痛みは徐々に改善していきます。

身体の不調の原因の殆どが骨盤の歪みからくる姿勢の悪さがあげられることがわかるかと思います。ささいなことでも構いません。是非一度あい鍼灸整骨院へお越し頂きご相談ください。