腰の痛み

腰椎分離症

腰椎分離症とは

脊椎(背骨)の一部である腰椎は、第1腰椎から第5腰椎までの5つの椎骨によって構成されています。 この椎骨の前方部分を椎体、後方の部分を椎弓といいます。 椎弓の一部は衝撃に弱く、ジャンプや腰をねじるなどの激しい運動の繰り返しでひびが入り、さらに圧力が加わることで疲労骨折を起こすことがあります。 これが腰椎分離症です。簡単に説明すると、腰の骨が一部骨折した状態です。

基本的に10代の成長期に多く見られ、骨も出来上がっていない為激しいスポーツなどで過度に腰に負担をかけてしまうと疲労骨折を起こしてしまいます。腰椎分離症も初期段階であれば絶対安静で骨がくっつくこともあります。腰椎分離症疑いのある患者様に関しましては、腰の専門家のお医者様を紹介させて頂きます。その後、お医者様と相談して状態に合わせ今後の治療計画を立てていくことになります。

ひどくなると腰椎分離すべり症に進行することもあります。その場合、慢性的な腰痛や下肢のしびれなどが発生し最悪手術をしないと改善を見込めなくもなります。少しでも早く治療をすることをおススメ致します。

腰椎分離症の症状

  • 腰の鈍痛が酷く膝まで痛みが出てきた
  • お尻から太腿にかけて鈍く重い痛みがある
  • 激しいスポーツをしている
  • 腰をそらした際に腰の痛みが増す
  • とにかく腰が痛過ぎる…

腰椎分離症の原因

分離症に最もなりやすいのは中学生です。それは成長期段階で骨も出来上がっていない時期にクラブ活動などで、身体を捻る、ジャンプする、転倒する、衝突する、腰を反らす、など負担をかけ続けると疲労骨折を起こしてしまうことがあります。

そして腰椎分離症は見つからない事も多く骨折を起こしているにも関わらず、誰も気付くことなく運動を続けていること多いです。プロのサッカー選手も全体の約30%は腰椎分離症を持っていると言われています。そして分離症を患っている患者様の特徴として身体が硬いことがあげられます。筋肉の柔軟性が悪くなるとどうしても関節にも負担がかかってしまいます。

そして筋肉の柔軟性には疲労と「姿勢」が関わってきます。「姿勢」が悪くなることで筋肉が硬くなってしまい、更に関節の動きも悪くなるので、腰椎に継続的に負担がかかってしまい疲労骨折を引き起こします。

あい鍼灸整骨院では、筋肉を柔らかくすることにも重点を置き、さらに姿勢を整えることで、神経と筋肉の回復を促すことで関節にも負担がかかりにくい状態にする施術を施していきます。

腰椎分離症の治療

基本的に病院や整骨院だと、コルセットの着用、電気治療、痛み止め薬、湿布などが一般的な治療になります。しかしこれは症状の緩和を目的とした対症療法です。(分離症初期段階のコルセットの着用は効果があります。)
ここで気を付けて頂きたいことは整骨院や整体院で腰のマッサージや背骨をバキバキ・ボキボキ鳴らす矯正です。骨が折れてしまっている所にこのような負担をかけてしまうと最悪の場合、分離症を悪化させて「すべり症」に進行してしまう事があるので必ず中止して下さい。

当院ではまず分離症の診断がされた後は、痛みが治まるまでは基本的に一定期間のスポーツ活動は禁止させて頂きます。
これは、お子様がスポーツにより分離症を発症させてしまい改善を見込める初期段階であれば将来の為にも絶対安静をおススメ致します。

分離症の慢性化

「疲労骨折」をしてしまい、慢性化すると骨折部の癒合が望めない場合もあります。ただ、骨折の癒合が望めないからといって落胆する必要はありません。要は『痛み』が出なければいいのです。ただ、分離症を患ってる限りどうしても可動範囲は少なくなってしまいます。その可動範囲を広げる為にもストレッチで柔軟性を高めたり、痛みを取る施術を行い
・どの程度運動したり仕事をしたら腰痛が出現するのか
・痛む動作は何なのか
など、ご自身の状態を把握することも大切です。

あい鍼灸整骨院では、分離症の症状に合わせた施術を施しています。

施術ごとに患者様の変化を伺いながら、「ストレッチ」「矯正」を組み合わせた施術を行います。分離症は他の痛みと違い、どうしても一定の動作をしてしまうと「痛み」が出現してしまいます。(まぁ、骨折しているのですから…)
あい鍼灸整骨院では「痛みを緩和し、出来る限り痛みを再発させない治療」をしていきます。痛みを繰り返さない身体作りのために、ご自宅でも簡単に出来るセルフメンテナンス方法なども提供しております。

どこに行っても改善しない、痛みの原因がわからない、腰の痛み・不調でお困りの方は、是非一度あい鍼灸整骨院にご来院下さい!