脊椎(背骨)の一部である腰椎は、第1腰椎から第5腰椎までの5つの椎骨によって構成されています。 この椎骨の前方部分を椎体、後方の部分を椎弓といいます。 椎弓の一部は衝撃に弱く、ジャンプや腰をねじるなどの激しい運動の繰り返しでひびが入り、さらに圧力が加わることで疲労骨折を起こすことがあります。 これが腰椎分離症です。簡単に説明すると、腰の骨が一部骨折した状態です。
基本的に10代の成長期に多く見られ、骨も出来上がっていない為激しいスポーツなどで過度に腰に負担をかけてしまうと疲労骨折を起こしてしまいます。腰椎分離症も初期段階であれば絶対安静で骨がくっつくこともあります。腰椎分離症疑いのある患者様に関しましては、腰の専門家のお医者様を紹介させて頂きます。その後、お医者様と相談して状態に合わせ今後の治療計画を立てていくことになります。
ひどくなると腰椎分離すべり症に進行することもあります。その場合、慢性的な腰痛や下肢のしびれなどが発生し最悪手術をしないと改善を見込めなくもなります。少しでも早く治療をすることをおススメ致します。